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# Linux にインストール
Vapor を使うには、Swift 5.9 以上が必要です。これは Swift Server Workgroup が提供する CLI ツール [Swiftly](https://swiftlang.github.io/swiftly/) を使ってインストールできます(推奨)。または、[Swift.org](https://swift.org/download/) で利用可能なツールチェーンを使用してインストールできます。
## サポートされているディストリビューションとバージョン
Vapor は、Swift 5.9 またはそれ以上の新しいバージョンがサポートする Linux ディストリビューションと同じバージョンをサポートしています。公式にサポートされているオペレーティングシステムの最新情報については、[公式サポートページ](https://www.swift.org/platform-support/)を参照してください。
公式にはサポートされていない Linux ディストリビューションでも、ソースコードをコンパイルすることで、Swift を実行できるかもしれませんが、Vapor は安定性を保証できません。[Swift repo](https://github.com/apple/swift#getting-started) から Swift のコンパイル方法について詳しく学ぶことができます。
## Swift のインストール
### Swiftly CLI ツールを使用した自動インストール (推奨)
Linux で Swiftly と Swift をインストールする手順については、[Swifty のウェブサイト](https://swiftlang.github.io/swiftly/)をご覧ください。その手順に従った後、次のコマンドで Swift をインストールします。
#### 基本的な使い方
```sh
$ swiftly install latest
Fetching the latest stable Swift release...
Installing Swift 5.9.1
Downloaded 488.5 MiB of 488.5 MiB
Extracting toolchain...
Swift 5.9.1 installed successfully!
$ swift --version
Swift version 5.9.1 (swift-5.9.1-RELEASE)
Target: x86_64-unknown-linux-gnu
```
### ツールチェーンを使用した手動インストール
Linux 上で Swift をインストールする方法については、Swift.org の[ダウンロードの使用](https://swift.org/download/#using-downloads)を参照してください。
### Fedora
Fedora ユーザーは、以下のコマンドを使用して Swift を簡単にインストールできます:
```sh
sudo dnf install swift-lang
```
Fedora 35 を使用している場合、Swift 5.9 またはそれ以降のバージョンを取得するには、EPEL8 を追加する必要があります。
## Docker
Swift の公式Docker イメージも使用できます。これにはコンパイラが事前にインストールされています。[Swift の Docker Hub](https://hub.docker.com/_/swift) で詳しく学ぶことができます。
## ツールボックスのインストール
Swift をインストールしたら、[Vapor Toolbox](https://github.com/vapor/toolbox) をインストールしましょう。この CLI ツールは、Vapor を使用するために必須ではありませんが、役立つユーティリティが含まれています。
Linux 上では、ソースからツールボックスをビルドする必要があります。GitHub のツールボックスの<a href="https://github.com/vapor/toolbox/releases" target="_blank">リリース</a>で最新バージョンを見つけてください。
```sh
git clone https://github.com/vapor/toolbox.git
cd toolbox
git checkout <desired version>
make install
```
インストールが成功したかどうかを確認するためにヘルプを表示します。
```sh
vapor --help
```
利用可能なコマンドのリストが表示されるはずです。
## 次へ
Swift をインストールしたら、[はじめに &rarr; hello, world](../getting-started/hello-world.md) で初めてのアプリを作成してください。